ドルストレートとは
FXトレードを行うときにドルストレートという言葉をよく聞きます。
このページではドルストレートについて解説していきますので覚えておきましょう。
ドルストレートとは
FXをトレードする中で世界で1番取引されている通貨は基軸通貨である米ドルです。
その米ドルを軸に取引される通貨ペアの総称をドルストレート(ストレート通貨)といいます。
日本人にとってもなじみのあるドル/円の他に、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドル、ニュージーランドドル/ドル、ドル/カナダドル、ドル/スイスフランなど各国主要な通貨がドルストレートとしてペアになっています。
クロス円という分類もあるので間違われやすいですがドル/円もドルストレートです。
ドルストレートの特徴
FXではドルストレートの取引量が全体の8~9割であり、銀行同士が取引するインターバンクではほとんどが米ドルを介してのトレードです。
それゆえ値動きも安定しており素直に動いてくれるため取引しやすいという特徴があります。
FXは米ドルを基準にチャートが動いているので、アメリカの動向が値動きに多大な影響を与えています。ドル円だけでは本当に米ドルが買われているのか売られているのか分からないため、主要なドルストレートを複数チェックしていく事が重要です。
ドルストレートのトレード活用方法
前述でも書いたように米ドルが1番取引量があり安定しているため急激な値動きが起こりにくく、ある程度安心をもってトレードが出来ますが、豪ドルやポンドなど金利・ボラリティが高い通貨だと安定しているとまでは言えません。
取引量が多い分、何かしらのアクション(経済指標・要人発言・世界情勢)があった場合には、ドルストレートが反応しやすいです。
経済指標などでドル買いの時
分かりやすい例で言うと、米雇用統計が強い数字だった場合はドルが買われ、弱い数字の場合にはドルが売られる傾向にあります。
この時ドル円は上昇↑し、ユーロドルやポンドドルは下降↓します。景気が良いからといって全通貨が上がるわけではなくまずはドル買いに反応があります。
もし経済指標などを元にトレードを行いたいのであれば、素直にドルストレートでトレードをしてみましょう。
まずはドルストレートの反応を見ながら各通貨ペアをチェックしてみよう
通貨強弱のチェック
通貨強弱を見て米ドルに対してどの通貨が1番売買されているのかチェックすれば、トレード戦略の1つに繋がると思います。
例えばドルが強く円が弱い場合、欧州・NY時間の時はさらにその傾向が強くなっていく傾向があるので、ドル円買いの継続と言うトレンドフォローをしていく戦略が浮かんできます。