クロス円とは

FXトレードを行うときに日本人ならクロス円という言葉をよく聞きます。
このページではクロス円について解説していきますのでぜひ活用してください。
クロス円とは

日本人にとって日本円はなじみ深い通貨で普段の生活に主に使用されるのも日本円です。
FXにおいて日本円と米ドル以外の通貨ペアの総称をクロス円といいます。
代表的なクロス円にユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、ニュージーランドドル/円、カナダドル/円、スイスフラン/円などがあります。
間違われやすいですがドル/円はドルストレートです。
クロス円の特徴

FXでは取引量の8~9割が米ドルなので、米ドル以外の通貨と日本円を取引する場合、
ステップ1日本円で米ドルを買う
ステップ2米ドルでその他の通貨を買う
という1クッション多く入れる事になるのでとても効率が悪いです。
その効率を改善するためにドル円とその他のドルストレートのレートをかけ合わせる事でクロス円のレートを算出しています。
例ドル円は100円、ユーロドルが1.2ドルの場合、100×1.2でユーロ円は120円になります。
クロス円のトレード活用方法
前述したようにクロス円は日本円とドルストレートの影響を受けるので、相場によっては扱いづらい場合があります。
例えばドル円が上昇↑していても、ユーロドルが下降↓していればユーロ円はどちらの影響も受けているので上がりやすいとも下がりやすいとも言えません。
日本円とユーロの通貨強弱が同じぐらいならユーロ円は動かないか、上下のヒゲが出来ているぐらい両方から押しつぶされている感じになってしまいます。
クロス円のエントリーチャンス
反対にドル円が上昇↑しポンドドルも上昇↑しているのなら、ポンド円はお互いの掛け算でレートを算出しているのでドル円・ポンドドル以上に上昇↑しています。
クロス円をトレードするならドル円とドルストレートが同じ方向に向いている場合に利益を出しやすくpipsも伸びるのでエントリーチャンスです。

通貨強弱のチェック
ドル円が上がっているからと言ってクロス円も上がるわけではないので、各通貨の強弱を把握する事がクロス円でのトレード戦略の礎になる事になります。
日本円と米ドルが弱い場合は、クロス円でロングすると利益が出やすいので通貨強弱を常にチェックすればどの通貨ペアでトレードしやすいか分かりやすくなります。